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新築後直ぐに後悔する家
4年後、殆どの家が既存不適格住宅になる。
先月完成見学会を2物件で開催せていただきました。
お蔭様で沢山の方々に、ご来場いただき大変有意義な、
時間を過ごさせていただきました。
完成見学会にお越しいただく方は、ご新築をご検討される方ばかりではありません。
新築後、5年から10年の方も大勢いらっしゃいます。
新築したばかりで、何故完成見学会に足を運ばれるのでしょうか?
其のあたりを、書いてみました。
新築後、すぐに後悔が始まる家
こんにちは。西東京市で自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。
新築したばかりで、後悔など絶対にしたくないですよね?
殆どの方が、住宅ローンを組んで、家を建てます。
30年、35年と長い時間をかけて住宅ローンを払い続けなければいけません。
新築して5年で後悔して、残りの30年を我慢しながら払い続けるのは、
とてもつらい話です。
それでは、新築後直ぐに後悔が始まる家は
どんな家なのでしょうか?
見学会に、新築後5年、10年で足を運ばれる方殆どの方が
口を揃えて仰る不満点は「寒い、暑い、結露する」この3点です。
そして、皆さんが言われるのは、「新しい家は暖かく涼しいと思っていた」
「ぺガラスだから、結露しないと思った」です。
家造りをする時殆どの方が、予算に限りがあります。
豪華な設備、素敵なデザイン、自然素材を使った家、高気密高断熱、耐震性
これら希望全てを盛り込んで家を造れる人は、ほんの僅かです。
築浅で後悔しないためには、家の性能に関わる部分を優先するべきだと思います。
豪華なキッチンやユニットバスは、リフォームで交換可能な部分です。
しかし、家の性能に関わる部分を数年後リフォームで、
耐震性や断熱性のレベルを上げるのは、現実的ではありません。
今の家は、構造耐力上主要な部分や、雨漏れに関しては
瑕疵担保履行法で守られていますので、その点は最低限安心です。
しかし温熱環境に関しては法律が無く、やっと2020年から
改正省エネルギー基準の義務化が始まります。
この改正省エネルギー基準は一定以上の住宅性能と
消費エネルギーの基準を満たさない住宅は新築工事が出来なくなるのです。
建築基準法では、現行の建築基準法に適合しない建築物を、
既存不適合建築物と呼びます。
現在は強制力がない改正省エネルギー基準ですが、
義務化を迎える2020年までに家を建てる方は、
資産価値を下げ無い為にも、最低限「改正省エネルギー基準」に
適合した家を造る事をお勧めします。
しかし、改正省エネルギー基準に合わせて家を建てても、
冬や夏はそれほど暖かくないし、涼しくもない家です。
東京で暖かい家を造るなら、改正省エネルギー基準の
北海道の基準値近くに合わせると満足度の高い
家が出来ると思います。