- 代表ブログ
家造りの最初は遣り方から
こんにちは!自然素材を使った木造住宅専門
真柄工務店、代表の眞柄 大介です。
先日地鎮祭を行った渋谷区の現場で基礎工事が始まりました!
まず、家を建てるときに一番最初に行う工事が基礎工事ですが、
基礎工事の中でも最初に行うことが、
遣り方(やりかた)と言われているものです。
この遣り方出しで、建物の配置、基礎の水平、建物の直角も全て決まってしまうとても、重要な作業です。
特に、建物の配置は斜線制限にも、大きく関わるところなので重要です。
隣地境界からの、離れの寸法や道路境界からの建物までの
寸法を図面に沿って何度も確認します。
敷地の周りに木杭を打ち込んで、木杭に水平線を出していきます。
次に水平線に沿って貫と呼ばれている10cm程度の板を打ち付けて完成です。
次に、直角の基準墨を出してから、打ち付けた貫に建物の
大きさの線を書き込んで行けば完成です。
今は、水平や直角出しも全て機械で出来るので、
比較的簡単に出来ますが、私が大工になった頃は
水盛管と言って、細長いバケツに水を入れて
透明なチューブを差して、水平線を出していました。
とても、頼りない感じですが意外と一番正確だったりします。
では、直角をどうやって出したかと言うと三平法の定理で出します。
大工さんと数学って関係ない感じしますが、
大工さんは、よく三平方の定理使います。
斜めの長さを計算するのにかなり使います。
屋根の下地材(垂木)の長さとか、筋交いの長さを出すのに使うんですねー。
でも、最近は工場であらかじめ全てカットしてくるので、
若い大工さんは、使ってないですかね。
便利で簡単になると、頭も使わなくなるのも考え物なので
私の会社の若い大工さんには、常に自分で計算して出せるように指導しています。
真柄工務店は、安心自然素材を使い
温もりのある家を造る地域密着工務店です。
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