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稲城市 H様邸 土台敷

 

皆様こんにちは。

広報の坂上です。

 

稲城市で進行中のH様邸の土台敷の様子です。

土台敷とは基礎の上に土台や大引を設置していく作業です。

 

基礎工事も大事な工程ですが、土台敷きも住宅の重要な骨組みとなる工程となります。

そして、この土台敷からが大工さんの作業の始まりです。

 

 

土台敷は高さに違いが出たり、縦と横の角度に大きな違いがあると

後の工程に影響が発生してしまうので細心の注意を払いながら進めていきます。

 

土台に使用しているのは檜(ヒノキ)です。

昔、こすり合わせて火を付ける時に用いたため「火の木」と呼ばれるようになったと言われるほど、

檜は乾燥性に優れ湿気に強く、檜の香りの元成分である「ヒノキ油精分」は、

優れた防虫成分を含んでいます。

 

【檜の良さ】

・耐水性や耐朽性に優れている

・シロアリなどの害虫にも強い

・自然のままで優れた耐蟻性を持つ

・独特の良い香りを発し、リラックス効果がある

 

このように檜は家造りには欠かせない材料です。

 

次に、土台の上にJパネル(36mm)を床に貼っていきます。

 

通常は構造用合板(24mm)を貼っていきますが、今回はお施主様のご要望により

Jパネルを2階の床まで貼っていきます。

Jパネルとは国産の杉材を、貼り合わせて接着した3層構造の積層材です。

素材の繊維方向を直交させることにより反りやねじれを減少させ、

強度や寸法安定性能に優れた素材です。

 

室内はフローリングのお部屋は殆どなく、畳のお部屋中心となります。

家の中央には大国柱があり、accaのオーダーキッチン、ハーフユニットバスも取り入れており、

外壁は共栄木材さんの焼杉板【モダンブラック】を使用しています。

 

最近は大国柱のある家は少なくなっており、建物の面積の関係であったり、

シンプルな仕上げを好むという理由で、大国柱のある家が少なくなったようです。

 

近年、主流になつつあるハーフユニットバスは、ユニットバスと在来工法のそれぞれのメリットを

組み合わせたものです。

ユニットバスの防水性を得ながら、デザインや素材が自由にこだわれるメリットがあります。

 

※ユニットバスハーフユニットバスの違いは、先ず、ユニットバスは壁上部や天井まで

1セットになった既製品で、箱のような状態に設計されています。

工場で各パーツを作り、現場で組み立てます。

ハーフユニットバスは、バスタブと洗い場、壁の下部分だけが、ユニットバスのように

セットになっています。壁の上部分と天井については、後付けで施工していきます。

 

焼杉板とは、杉板を焼いて表面を炭化させたものです。表面の炭化層が、板の劣化を遅らせます。

焼杉板の一番のメリットは、腐敗しにくいという優れた耐久性です。

多くの外壁材の耐久性が15年~20年程度と言われるのに対して、自然素材である焼杉板は、

30年から50年は持つと言われています。

 

H様邸が建つエリアは目の前に小川が流れており、梅雨時期には天然の蛍が見られる

自然豊かな高台にあります。

蛍は水が綺麗なところで、比較的日当たりが良い場所に生息します。

 

住環境も良好なエリアにあるH様邸の完成は令和7年3月を予定しています。