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サッシは何が良いですか?
梅雨明けしていないのに、夏に近い暑さですね…
でも、私大工時代から雨男でして、上棟、土台敷きかなりの確率で雨が多いです。
先週の上棟も雨が降りました。
最近問い合わせの中で、サッシは何が良いですか?
そんな質問をよく受けます。
今日はサッシについてお話をしたいと思います
こんにちは。西東京市でW断熱+自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。
今から35年前私が大工になりたての頃、アルミサッシの単板ガラスが主流でした。
リフォーム工事で木製で出来た窓をアルミサッシに交換する仕事も、多くありました。
その後ペアガラスが登場して、サッシ性能は格段に向上しました。
遅れている日本の窓事情
ペアガラスの登場で進歩した日本の窓事情ですが、窓の断熱性能は4.65w/㎡K
窓の断熱性能は熱貫流率と言う指標で表します。U値とも呼ばれています。
内外温度差1度の時、窓面積1平米あたり1時間で通過する熱量を表していますので
小さい数字の方が高性能です。
日本の新築住宅で約70%の窓がこの4.65w/㎡Kの性能の窓が使われています。
ところが、アメリカやヨーロッパでは犬小屋や倉庫にしか使えませんし、
お隣の中国や韓国でも法律の基準を満たしていないので使えません。
それだけ、性能が悪いのです。
韓国、アメリカ、ヨーロッパでは、住宅に使う窓は樹脂窓か木製窓です。
断熱材を選ぶ前に大事な事。
窓の仕様規定が厳しくないだけで、日本に性能の良い窓が無いわけではありません。
夏涼しく、冬暖かい家と言うと直ぐに断熱材のお話に成りがちです。
確かに断熱材の厚さも高断熱住宅には大事な部分ですが、
でもその前に一番大事なのは窓の強化です。
窓は壁の穴と言われています。夏は70%窓から熱が入り、
冬は50%位暖房が窓から逃げていきますので、サッシの選択が重要になってきます。
サッシは最低でも、樹脂製のペアガラスが良いと思います。
ご予算に余裕があるようでしたら樹脂サッシのトリプルガラスが良いと思います。
樹脂サッシにアルミスペーサーはもったいない
ペアガラスには、ガラスとガラスの間にスペーサーと呼ばれる部分があります。
折角樹脂サッシを選んだのに、アルミスペーサーが入れてしまう工務店もありますので
準防火地域以外の方は、樹脂スペ-サ-を入れてもらいましょう。
また、ペアガラスの間にアルゴンガスを入れると
費用も大して掛からず断熱性能を上げることが出来ます。
土地探しから家つくりをする方は、まだまだ、防火樹脂サッシは高価ですので、
準防火地域を外して土地を探すと、高性能な樹脂サッシを使いやすいです。