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シックハウスと換気
シックハウスと言う言葉を聞いたことがありますか?
殆どの方が聞いたことがあるのではと思います。そもそも、工業製品で家が作られる様になって来たのが原因です。昔の家には、接着剤を使った仕上げ材も構造材もありませんし、作る技術も無かったからです。
換気で科学物質を排出
こんにちは。西東京市で自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。
シックハウス対策として、建築基準法で平成15年シックハウス対策法が制定されました。
内装に使われる接着剤等に規定を設けています。
13種類の化学物質リストの中で、ホルムアルデヒドとクロルピリホリスの
2種類だけを規制し残る11種類は指針値を示すだけとなりました。
F☆☆☆☆(エフフォースター)を使っているから、健康住宅だとアナウンスしている方がいらっしゃいますが、F☆☆☆☆(エフフォースター)はホルムアルデヒドの濃度が一番低い建材につけられるマークで、決して安全ではありません。
そこで、24時間換気を義務付けして空気を汚さない様にしたのですが、
高気密住宅以外では、換気に頼ってもきちんと計画換気は出来ないのです
換気が機能しないと、空気の入れ替えは出来ないので汚れた空気を吸い続けることになります。
気密と換気の関係
気密と聞いただけで抵抗を感じる人がいるかもしれませんが、気密化の目的には以下の様な事が挙げられます。
- 1隙間風を防ぎ、省エネ性快適性をアップさせる
- 2断熱材の実力を発揮させるため
- 3壁内結露防止、壁内に湿気の流入を防ぐ
- 4計画的な換気
なぜ、計画的な換気と気密が、関係があるのでしょうか?
それは、例えばストローでジュースを飲むときに、もし仮にストローが穴だらけだったらうまく吸えないですよね?それと同じ現象が起こるからです。
機械換気の近くの隙間から空気を引っ張ってしまい、機械から離れた場所の空気を動かすことが難しくなってしまいます。
シックハウスと換気ついてお話しましたが、いかがでしたか?
シックハウスを対策の一番は、化学物質を含んでいない建材を選択する事が一番です。
そして、高気密住宅である証の気密テストをしっかりと行っている会社を選択する事
換気をつければ、有害物質を除去できるは思い込みです。気密がしっかり取れている
高気密型住宅で、初めて換気は機能出来るのです。