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家の寿命を延す魔法のシート
こんにちは!自然素材を使った木造住宅専門
真柄工務店、代表の眞柄 大介です。
タイベック(透湿防水シート)をご存知ですか?
今では当たり前に使われていますが、このシートが無ければ通気工法は
出来ないと言っていい位に現代の住宅作りに無くてはならない存在です。
日本の住宅作りで防水紙と言えば、昭和50年前半までは、
黒いアスファルト系のシートを使っていました。
このタイベックシートは、アスファルト系にシートに比べて
100倍も水蒸気を通しやすく、水や空気は一切通さない優れものです。
このタイベックシートの登場によって、通気工法が普及して結露が少なくなり
家が長持ちする方向に向かって行きました。
サイディングの裏面から、水蒸気や水分による凍害や塗膜の膨れも少なくなり
サイディングの寿命も格段に伸びることになりました。
モルタルの外壁にも通気工法を、採用する施工会社も増えていて、
家の寿命を飛躍的に伸ばしています。
タイベックはデュポン社が作っているポリエステル不職布で非常に目が細かく
表面張力で丸くなろうとする水は殆ど通しませんが、
水蒸気はとても小さいため自由に通り抜けることができます。
余談ですが、福島原発の作業や赤ちゃんの紙おむつでも使われています。
せっかく高性能なこのシートを使っていても、
シートのジョイント部分にテーピングを
しない現場をよく見かけます。
湿度の移動は、冬は室内から外に向かい、夏は外から室内に移動します。
この時シートのジョイントが空いていては、水の浸入のリスクと夏の湿度の移動による
壁内結露のリスクが高まってしまいます。
他のメーカーからも、低コストなで似たようなシートが発売されていますが、
破れやすくお勧めできません。破れては何の意味も持たないからです。
たかがシートですが、このシートの選択も
良い家を造る上では、家の寿命を左右する
大事なことだと思います
真柄工務店は、安心自然素材を使い温もりのある家を造る地域密着工務店です。
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