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ランニングコストを抑える家の造り方

こんにちは!
自然素材を使った木造住宅専門真柄工務店、代表の眞柄 大介です。

ランニングコストを抑えるための
絶対に外せないポイントは窓です。

意外と思う人も多いかもしれません。
皆さんが、まず考える事は断熱性かもしれません。

断熱の種類や厚さに目を奪われる事が
殆どではないでしょうか?

建築屋さんでさえ、家は断熱材これを使って、何ミリ入れているから冬暖かく
夏涼しいなんて営業していますが、それは殆ど嘘です。嘘と言うより、知らないのです。
勿論断熱材も大事ですが、その前に窓の選択が重要になってきます。

夏には外から70%の熱が侵入して、
冬には50%の熱が窓から逃げてゆくのです。

それでは、それぞれ断熱性が関わる部位からは、どれだけの熱の出入りがあるのでしょうか?
東京の平成11年省エネ基準で建てられた家のデ-タ-を見てみると、夏は屋根から6%
外壁からは12%床から3%です。全て合計しても21%にしか過ぎません。

それでは、冬はどうでしょうか?
屋根5%外壁19%床9%合計33%が、室内から熱が逃げています。

外壁や屋根は窓に比べて、熱の出入りが小さい事が分かると思います。
窓の性能を上げないで、断熱性能ばかりにこだわってもバランスが取れません。

窓の断熱性の指標になる数字が、熱貫流率と言う数字で表しています。
一般的に分譲住宅で使われている、アルミぺアガラスサッシは4.65W/㎡・Kですが、
性能が高めの1.7W/㎡・Kの窓に変えると、大幅に室内環境は変わります。

勿論その分工事費は上がります。それでも一般的な4LDK で30万円位の差額です。
家を建てる人は、イニシャルコストに目を向けがちですが、家の燃費計算をしてみると
この窓を変えるだけで年間冷暖房費は約8万円の差が出て来ます。

仮に30年間で計算すると約240万円の差になるのです。
予算が無くイニシャルコストを抑えて家を建てたのに、
ランニングコストがかかり家計を逆に圧迫してしまうのです。

設備はお金の余裕が出来たら、後からいくらでも変える事は出来ます。
しかし窓は、キッチンなどの設備と違い簡単に後から簡単に交換は難しく
新築時の差額30万円と言う訳にはいきません。

キッチンなどの設備は最低限にして、家の性能に係わる部分に
お金をかけるのが私は正解だと思います。

真柄工務店は、安心自然素材を使い、温もりのある家を造る地域密着工務店です。
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