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床下エアコンの実力

床下エアコンって知らない方が殆どだと思います。
10畳用エアコンを床下に設置して、床下に暖房を入れるやり方で床全体を暖めます。
最近は見よう見まねで採用する工務店が増えていますが、施工には経験値が必要です。
床下エアコンを採用する大前提は、高気密高断熱住宅であることです。

10畳用エアコン一台で家全体を暖める

こんにちは。西東京市で自然素材の家造り、真柄工務店代表の眞柄です。

10畳エアコンで家全体を暖めるなんて嘘でしょ?
よく言われますが、本当です。

私の所ではお客様にお願いして、温度湿度の計測をさせていただいています。
上の画像は小さくて見にくいですが、2016年1月25日の外気温データーです。
赤い線が気温で青い線が湿度になります
2016年1月25日東京稲城市この日の最低気温は、-3.5度です。
それでは外気温と室温を見てみましょう

床下エアコンの設定温度は18度運転です。
最低気温を記録した2016/1/25 6時34分の気温-3.5度の時の室温は、
一階で21度二階は20.2度です。
どうですか、一階と二階の温度差は1度未満です。
計測したこの家に吹き抜けはありません。
一階と二階をつなぐ階段部分だけの抜けで家中どこへ行っても
殆ど同じ温度になってしまいます。
これは、家の保温性能が良い高気密高断熱だからこそ出来ます。

測定していただいている、稲城市のお客様は毎月電気料金を報告してくれます。
2017/1月15,247円 2016/12月12,353円 2016年11月8,607円です。
5人家族で床下エアコン、24時間換気を使っていても、家全体の電気代はこの位です。
皆様の家の電気代と比べていかがでしょうか?
家全体を暖房して、この料金はお安いのではないでしょうか。

衣替えするエアコン

私の所では、小屋裏に夏用エアコン床下に冬用エアコンを入れます。
両方とも冷暖房、除湿ができるエアコンです。季節によって衣替えするように
稼働するエアコンを切り替えます。
例えば故障しても、機械自体は8万円で買えますので、10年サイクルで壊れても
2台で16万円です。

床下エアコンに限らず、断熱材の性能についてもしっかりと施工していけば、
きちんと性能はでます。しっかり施工できない会社が評判を落とし、
間違った情報がインターネットに流れてしまいます。
床下エアコンに限らず今はエアコンを使った暖冷房システムは沢山ありますし
全ての物は、それぞれ素晴らしいと思います。
後はイニシャルコストとランニングコストのバランスだと私は思います。